国士舘大学日本拳法部写真

新沼翔大末安純一卒業する四年生から(第四十五代 新沼翔大・末安純一)

4年間を振り返ってどうでしたか。

新沼:4年間、部活動をしている時は、辛いこと、苦しいことがほとんどでしたが、終わってみれば今では良い思い出です。

末安:辛くて苦しかった4年間でした。高校生の時に喧嘩が強くなりたくて始めた拳法。拳法の魅力に取りつかれ、気がついたら大学でも拳法をやっていました。 拳法以外にも国士舘の学生でいられた事、蛇腹に袖を通せた事、先輩・同期・後輩と出会えた事。とても充実した4年間でした。

一番嬉しかったことは何ですか。

新沼:東日本新人戦での優勝がチームとしての優勝であったので、一番嬉しかったです。

末安:学二の時に、新人戦で優勝できた事です。私が在学中に出来た、唯一の優勝。前年は僅差で負けて悔しい思いをしたので、優勝した時は本当に嬉しかったです。

逆に苦しかったこと、辛かったことは何ですか。

新沼:二年生の時に大きなケガをしてしてしまい、練習もろくにできず、チームの戦力になれなかったのが苦しかったです。

末安:学一の時の夏合宿は、練習に雑用にと本当に辛かったです。最終日に、先輩との試合中に人間サンドバッグ状態になり、過呼吸になって倒れたのは今となってはいい思い出です。

心に残る思い出がありましたら教えて下さい。

新沼:四年の最後の合宿は、初めての合同合宿でした。大阪の学校で習った拳法は、自分が今までやってきた拳法とはまったく違い、すごく勉強になりました。また、一緒に合宿をした学校の部員たちとも仲良くなり、地方に仲間ができて嬉しかったです。とても厳しい合宿でしたが、良い思い出になりました。

末安:練習が終わり、いつも同期や後輩と談笑しながら一緒に歩いて帰っていたのは、小さな事ですが青春だったなと思います。

最後に後輩たちにメッセージをお願いします。

新沼:自分と末安はいなくなりますが、これからOBとしてできる限りのバックアップをしていきたいと思います。また新しい後輩も入ってくると思うので、気持ちを新たにして、新しい国士舘としてチーム一丸となり優勝を目指して頑張ってください。

末安:私がだらしなかったばかりに、適切な指導ができなかったのは申し訳なかったと思っています。また、叱る事も多く嫌な先輩に思えたかもしれませんが、部を少しでも強くしたい、少しでも良くしたいと思って行った事です。君達には期待していますし、大会でも優勝して欲しいと心から願っています。たった一度しかない大学生活、後悔することのないように拳法に励んでください。これからはOBとして、少しでも皆の力になりたいと思っています。押忍。

(2011年4月1日)

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